近鉄の事件その3  
金曜日, 12月 31, 2010, 03:38 PM
 近鉄線でとうとう痛ましい事故が起こってしまいました。

 きのうの午後、霞ヶ浦駅南の踏切で、乗用車が遮断機の下りた踏切で電車の通過を待っていた自転車の二人を跳ね飛ばし、そこに通りかかった急行電車と衝突して、この二人が亡くなり、事故を起こした運転手は奇跡的に軽傷を負っただけで済んだということです。

 この踏切は、会社のすぐそば。私が前に住んでいたマンションの目の前です。伊豆を旅行中だったので、全国ニュースで事故のことを知り、大変驚きました。

 早速、このマンションに今住んでいるY君に連絡して、「うちの関係者が被害にあってないだろうね」と確認しました。被害者は中国人研修生と、近くの病院の医者だということでしたが、加害者がどうも近くのI歯科医院の先生らしいという話で、びっくり仰天しました。

 このI先生は、私の歯の主治医で、大変責任感の強い立派な考えをお持ちの人。無責任な行動で人を傷つけることなど到底考えられないことでした。一体何があったのだろうか、折角奇跡的に助かったのだから、Iさん本人に過失はないのだということをきっちり証明してほしい、これから地獄を見ることになるのかもしれないけれど、奥さんとまだ小さいお子さんのためにも、是非精一杯頑張ってほしいと祈るのでした。

藤井 由幸

歓びの歌 
月曜日, 12月 27, 2010, 07:13 PM
 明るいニュースです。バングラデッシュに帰省しているMくんから連絡が入りました。予定していたお見合いが見事に成立し、27日に結婚式、28日に結婚披露宴となるそうです。式・披露宴には、現地を自費渡航中の上司のKさんも参加されます。

 ただし、花嫁となられる女性はまだ大学生。良家の子女ということでもあり、きちんと学業を終わらせたいというということで、卒業までしばらくの間は別居生活となるということです。M君は新年の10日ごろから勤務再開の予定です。顔を合わせたら、「おめでとう」と声を掛けてあげたいものです。

 ところで、私の方は、きのうの日曜日、「四日市の第九」の合唱に参加してきました。今年で7回目になりますが、2百数十名の合唱団とオーケストラとのコラボレーションになる音の響き、「人類みな兄弟、全世界に口づけを!そして、歓喜の声に唱和せよ!」というシラーの詩のメッセージに改めて感激しました。やっぱりやってよかった。家族以外に迷惑を掛けることはない、ということはやっておくべきだということを改めて実感しました。

藤井 由幸


幸福曲線 
火曜日, 12月 21, 2010, 07:56 PM
 今週のイギリスの経済誌「エコノミスト」の中に「幸福曲線」という記事がありました。

 人間が、自分が今幸せだと感じられる割合を、性別、年齢、所得、生活環境、学歴、宗教、家族構成など色々な区分で調べたという統計がアメリカ、イギリスにあるそうです。この中で特徴的なことは、他の属性にはほとんど相関関係がないのに、唯一年齢とともに、U字型に幸福を感じる人の割合が変化するということだそうです。

 つまり、人は、一般的に言って、子どものころには無邪気に未来を信じて幸福感に浸る人の割合が多いが、その後、青年時代から、学校、恋、仕事、生活など色々な悩みが出てきて幸福感が薄れてくる。その悩みのピーク、逆に言えば幸福感のボトムが40代の半ばにやってくる。その後、60代、70代になると、幸福感を感ずる人の割合が、だんだんと増えてくる、したがって、年代別にならべると、幸福を感ずる人の割合は、Uの字を描いたようになるというのです。

 人生の一番華やかで充実しているべき時期である20代から40代の人が、一番不幸だというのは、一体どういうことだろうかという分析をしている。ひとつの解答は、この時期には「自分の人生に対する『欲』が強すぎる」ということのようです。生活に追われ、充実した毎日を送っていればこそ、「こうしたい」とか「こうあるべきだ」という期待度も高くなる。その理想と現実とのギャップが 『不幸』ということにつながるのだといいます。

 一方で、60代以上の『老かい』の域に入った人はというと、自分の人生はこうだったと、諦めにも似た気持ちが強く、今の生き方以上に多くを望まない。先行きがどれだけ残されているかわからない今の瞬間瞬間を楽しむ傾向が強いというのです。

 ウ〜ム、なるほどと、うなずく。

 日本式に言うなら、般若心経でいうところの「色即是空」ということか。この意味するところは、『欲を虚しくすれば、人は救われる』ということだ。西洋の科学的な最新の研究成果も、何千年も前の東洋哲学に見透かされていたということかなと、そろそろ「老かい」の域に入ろうとする私は、ひとりニコニコとほほえむのだった。

藤井 由幸


明治村を散策 
月曜日, 12月 20, 2010, 05:45 PM
 昨日の日曜日、家内と一緒に犬山の明治村を散策して来ました。

 近くにありながら、20年ぶりに訪れた明治の薫りいっぱいの建物は、どこに入ってもなにやら新鮮で、もっと早く来ればよかったと思いました。NHKの日曜ドラマ「坂の上の雲」の撮影に使われたという建物がそこかしこにあって、西園寺公望公の別邸をガイドツアーで回った時も、「ああ、ここが伊藤博文公の佇んでいたあのシーンで使われたところか」といちいち納得して見ることができました。

 聖ザビエル協会でたまたま催されていた、金城学院中学によるハンドベルのクリスマス・コンサートは、本当に美しい音色で、心が洗われるようでした。外は小春日和でポカポカと暖かいのに、教会の中は深々と冷えて、それだけ余計にハンドベルの音が透き通って聞こえてくるようで、大変感動しました。

 名物のSLと京都市電には、多くのファンがカメラをもって集まっていました。いつもこんな風なのかなと、そのときは思っていたのですが、後で新聞を読むと「今日で最後」と写真入の記事があって、それとは知らずに行った私たちの幸運にも二度びっくりです。

 暖かくなったら、また来てみたいな、という穏やかな一日でした。感謝、感謝。

藤井 由幸

瞬間停電 
月曜日, 12月 13, 2010, 06:38 AM
 先週の、瞬間停電について、中部電力から説明がありました。

 先週川越、四日市、鈴鹿の広い範囲で起きた1〜2秒の瞬間停電の原因は、東洋一の発電能力を持つといわれる中部電力の川越火力発電所内のスイッチシステムの障害で、バックアップシステムに切り替わるまでに、0.07秒かかったために、電圧低下の影響を抑え切れなかったのだということです。

 新聞などでも報じられている通り、東芝の半導体工場や、コンビナートの化学プラントでも停電の影響は深刻で、12月の生産量が大幅に減るということが報道されています。信頼性のある電力供給というインフラの基本が揺らいでしまっては、大企業の海外移転にますます拍車がかかってしまうのではないかと心配です。 中部電力さん、しっかりしてほしい、と言っておきました。

藤井 由幸



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