火曜日, 9月 26, 2006, 06:08 AM - 2006年09月
こんなひどい顔ぶれってあり？！というのが私の率直な感想です。昨日発足した安倍新内閣のことです。こういうことに、あまりストレートな感想をいうのはいつもはちょっと遠慮しているのですが、今日ばかりは黙ってはいられない気分です。無限に文句を言い続けたいところですが、三つだけみなさんに私の意見を申し上げておきましょう。一つは、「論功行賞」。これは、多分今日の新聞にも書かれることになると思いますが、要するに、「自分が総理大臣になるためによく働いた人たちに、ほうびを取らせる」ということ。つまり、「褒美として大臣の地位を与える」ということであって、「国民のために、その持てる能力を発揮してくれそう」という基準で選ばれたわけではない、ということです。
二つ目は、農林水産大臣となった松岡利勝氏のような、「族議員」が何人も入閣していることです。これで、「官僚まかせでない政治主導で改革をすすめる」とか「民主党のような利益誘導政治はしない」というのは笑止千万。松岡氏こそは、諫早湾の干拓事業を無理やり進めて、地元熊本の建設業界に巨額の利権をもたらした張本人であるし、農林省の元役人でありながら、日本の農業を発展させるどころか、農業政策に介入して食料自給率を４０％にまで落とし、日本の農業をめちゃくちゃにした、いわばＡ級戦犯です。どうしてこのような人物が農水大臣になるのか、まったく理解が出来ません。新閣僚の顔ぶれは、「政治家としてはもはやピークを過ぎたゾンビと、まだよちよち歩きの幼稚園児がいっしょに遠足に来たようなもの」というのが正直な印象です。
三つ目の問題は、安倍総理自身です。もともと北朝鮮への拉致問題で毅然とした態度を貫いたということで、国民的な人気がでてきたことが、彼が総理大臣の地位を得ることになった唯一の理由です。ところが、彼のリーダーとしての資質は未知数で、政治家としての目立った実績は「北朝鮮」以外はありません。一方で、彼は非常に右翼的な歴史観を持っていて、「侵略戦争」ということを認めようとはしませんし、ＮＨＫの番組改編問題にもあるように、自分の都合の良いようにマスコミを誘導するということもためらいません。
この点については、米国の「ワシントン・ポスト紙」も「小泉総理はしばしば右翼的になって混乱を招いたが、安倍新総理は、もっと劇的な失敗をする可能性がある」と警告しています。つまり、とんでもない方向に日本を導いてしまう危険をはらんでいるといっているのです。歴史家の半藤一利さんは、その著書『昭和史』の中で、「国民的熱狂をつくってはいけない」と、無謀な戦争に突き進んでいった戦前の日本の反省を踏まえて言っていますが、安倍政権はまさにその「国民的熱狂」の産物ではないかと思えてなりません。私の心配が杞憂であればいいのですが・・・。安倍ファンのみなさんには、大変からくちの批評で申し訳ありません。
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水曜日, 9月 20, 2006, 06:13 AM - 2006年09月
ライオンズクラブの例会では、四日市南警察署のI警視の講話を聞きました。四日市市内では、�＾�酒運転による死亡事故が多いということ ��任意保険に加入していない人の人身事故があって、加害者・被害者双方が悲惨なことになっている、ということが報告されました。�，琉�酒運転の禁止は当然のこととして、�△稜ぐ嬖欷院並仗諭β佇�）は、必ず加入するということを確認したいものです。「任意保険に入っていなければ、車は運転できない」と考えるべきでしょう。中小企業金融公庫のO支店長を囲んで、四日市の取引先企業の「広報戦略発表会」と懇親会が催されました。私は、「Ｍ−ＥＭＳ」への取り組みと、私自身の広告塔としての取り組み（新聞・テレビ・四日市大学・オペラ）を報告しました。会員企業の社長さんの話を伺うと、�．廛薀坤渊萢�でのフィルム接着技術を持つ企業 �⊃�品機械で油を絞る分野で国内シェア１００％の企業��モーター・トランス下請け生産から福祉事業への展開をはかる企業、など優良企業が多くあって、なかなかたいしたもんだ。また、「わが社の進むべき道」という点でも勉強させられることの多い会合となりました。
夜は、小宮先生からの電話です。小宮隆太郎先生というのは、私の大学時代のゼミ担当教官に当る方ですが、永らく東京大学の教授を勤められて三木武夫首相のブレーンなどとして活躍されたあと、青山学院大学教授に転進され、３年前には文化勲章を受章された高名な経済学者です。夏の終わりの「残暑見舞い」に近況報告を書いたところ、気にかけて電話をかけていただき、３０分ほどとりとめもなく雑談をしました。「合成の誤謬」という経済の事象から政治家や野球監督の評判まで幅広く語られる、母と同じ７８歳の恩師の声の張りに感動を覚えました。
水曜日, 9月 13, 2006, 06:51 AM - 2006年09月
先日、岡田克也代議士を囲むゴルフ会がいなべ市の涼仙（りょうせん）ゴルフ倶楽部で催され、中学校の同級生３人と親睦を兼ねて参加してきました。当日は、岡田代議士本人をはじめとして、１６０人余りの参加者があり、また、選挙が近くなったせいでしょうか、高橋千秋参議院議員の姿もありました。「涼仙」というのは、あさってから開かれる女子プロトーナーメントの会場となっている、有名なコースです。ホテル・オークラが運営するレストランからは１億円するという立派な松が見え、コースもまるで日本庭園の中に出来たような、贅沢の限りを尽くした、「バブリーな（バブル経済の真っ盛りにできたような）」ゴルフ場です。このコースを作ったのは、かの有名な桑名の水谷建設ですので、この時期に、岡田代議士にはあまり似つかわしくないところでコンペをやるものだな、と思った次第です。
参加者の中に自動車販売会社のM社長の姿がありました。一緒に参加していた取引銀行の友人から紹介され、初対面でしたがM社長としばらく話をすることができたのですが、この人はすごい。従業員３００人ほどの中堅企業ではありますが、やり方が徹底している。�〇�業部ごとに、一人当たり売上高、他社との比較、マーケットシェア、コスト競争力などを分析する �■隠娃或佑留超肇泪鶲貎涌貎佑寮�績を、販売台数、金額、訪問件数、苦情処理などで、１番から１００番まで順位をつけ、給与や賞与に反映させる。などということをやって、業績を伸ばしているということでした。
わが社でも、�＼源採未鮠紊欧覘�間違いをしない��周りをきれいにする�っ膣屬閥�調する、など、現実的かつ客観的にわかりやすい評価基準を設けたいと考えているのですが、みなさんは、どう思いますか？
火曜日, 8月 22, 2006, 06:22 AM - 2006年08月
大阪から帰る途中、ラジオできいた高校野球の決勝戦には、本当に感動しました。それに比べてプロ野球はどうしてこうも盛り上がらないんだろうと思います。やはり、高校野球では一試合ごとに今までの努力を結集して、負けたら終わりなんだ、というひたむきさが感じられるのに、プロ野球にはそれがないということか。お客さんに必死のプレーを見てもらって、感動させようという「プロ意識」に欠けているところが多いということなのかなあ。夏は野球観戦をしながらのビールのうまさがこたえられませんが、信用情報の『レーダー』というコラムにかかれていた「ビール川柳」のいくつかを紹介しましょう。
� 崔産�に ビール２本と 父が書き」・・・もう一本飲ましてくれよ、というオヤジのささやかな願い
�◆嵌�泡酒 飲んで格差を 生きのびる」・・・カネがないときは、しょうがないか。
��「豪快に イナバウアーで ジョッキ干し」・・・これが一番。いい仕事をして、気持ちよく飲みたいものですね。
月曜日, 8月 21, 2006, 06:58 AM - 2006年08月
日曜日の夜は、四日市の花火大会。私は、家の二階の窓から、ポーン、ポーンという音と、かすかに見える丸く大きな光の輝きを楽しみました。昼間とはちょっとちがうさわやかな風を感じながらの花火見物は、夏の終わりを告げる風物詩でもあるようでした。もうひとつ、ポーン、ポーン、という花火の音で思い出したのは、根室の沖、貝殻島付近の北方領土海域で、ロシアの警備艇に銃撃を受けた日本の漁船のことです。これも、６１年前の終戦直前の８月８日に、日ソ中立条約を侵犯してソ連が樺太・千島列島に侵攻し、北方領土をも実効支配するに至った、という戦争の負の遺産なのです。戦後１９５１年ののサンフランシスコ講和条約の締結以降、日本は何度もソ連（ロシア）との間で、北方領土問題を解決し、平和条約を結ぶチャンスがあったのに、それをやってこなかったのは、政治家や官僚の怠慢ということだと思います。亡くなった若い船員はその犠牲になったわけで、大変お気の毒です。
ところで、北方領土というのは、根室半島の北東に連なる、順に、歯舞（はぼまい）諸島、色丹（しこたん）島、国後（くなしり）島、択捉（えとろふ）島、という４島のことをいいます。 漁船が拿捕された、貝殻島は歯舞諸島と根室半島のほぼ中間にあります。また、その昔、森繁久弥が歌った「知床旅情」にあるように、知床半島からは国後島が間近に見える位置にあります。「は〜るかクナシリに〜、白夜はあける〜」と自然の美しさにうっとり出来る平和な日々は、北方領土にいつ訪れるのでしょうか。
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