水曜日, 3月 22, 2006, 05:15 PM - 2006年03月
日本チーム優勝おめでとう！ もちろんＷＢＣの野球のことです。２次リーグで韓国に敗れ、もうだめかと半ばあきらめかけた所からの再出発。よく気持ちが切れずに頑張り通せたものだと、イチロー選手をはじめ、チームの面々の不屈のファイトに本当に感動しました。スポーツって、テレビを見ていても選手たちの汗のにおいが飛んでくるような気がするけど、本当にいいものだなあと改めて思いました。彼岸の中日だったので、昼休みに墓参りに行ってきました。その帰りにＮＨＫのラジオ（全国放送）を聴いていると、なんと万古焼き（ばんこやき・四日市地場産業の陶器）のことを紹介しているではありませんか。土鍋で有名だということのほかに、万古焼きでギターの箱の部分をつくってみた、といってその「万古焼きギター」の音色をラジオで流していました。それがまた、エレキギターの音色をもっと柔らかくしたような感じで、とても素敵だったのには驚きました。地場産品が放送で採り上げられるというのは、聴いていてなんとなく誇らしげな気分になるものです。わが社も三重テレビばかりでなく、全国放送でも採り上げられるくらいになればいいなと、まじめに考えてしまいました。
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月曜日, 3月 13, 2006, 05:14 PM - 2006年03月
１１日の土曜日は、私たち夫婦の２７回目の結婚記念日でした。２７年前と同様に、前日の大雨とは打って変わってのうららかな初春の一日となりました。どちらが、よく我慢したのかな、と話をしながら志摩に泊まり、きのうは伊勢神宮の内宮さんに参拝してきました。うっそうとした神宮の杜を散策していると、２０００年の守護神の霊気のせいか、「自分善し」「相手善し」「まわり善し」という「三方善し」のおかげでここまで来れたのかな、という思いがこみあげてきて、神殿に素直に深々と頭を下げることができました。感謝、感謝。帰りに水沢病院に寄って、入院治療しているＷさんを見舞ってきました。少し言葉がしゃべりづらくなっていますが、いたって元気そうで、私のいうこともはっきりとよく分かってくれます。職場に復帰するほどの元気はないようですが、ひとりで自立した生活ができるようにまでは回復してほしいものだと願っています。
日曜日の朝の討論番組に、「国家の品格」という本を書いた、数学者の藤原正彦さんが出ていました。私もこの本を読んで、非常に感銘したのですが、その中に出てくる「惻隠（そくいん）の情」に関連して、中曽根元総理がこんな話をしていました。『ちょうど今から１００年前に起こった日露戦争では、乃木大将率いる日本軍は当時世界最強といわれたロシア海軍を破って勝利したわけですが、その講和の席で敗軍の将であったステッセル将軍に対して、乃木大将は、将軍としての威厳と畏敬を損なわぬように配慮した。これも、弱い立場の相手に対する気配り、という惻隠の情の現れであり、日本ならではの武士道精神である。』このように、「勝っておごらず」、「弱者をいたわる」という精神は、日本固有の伝統的な文化になっているということです。
これに対して、例えばブッシュ大統領などは、「民主主義」という価値観をイラクという異文化の地に押し付けようとして戦争を仕掛けました。その結果、何兆円もの戦費と何万人もの犠牲者の上に出来上がったのは、イラクの治安の更なる混乱と隣のイランを核保有に走らせるという馬鹿さ加減で、何をかいわんやという体たらくです。ブッシュ大統領がイラクのフセイン元大統領に対してやっていることは、日本で言えば、戦国時代の混乱の中からようやく全国統一を成し遂げた織田信長に対して、一向宗徒やキリスト教徒を迫害したという罪で裁判にかけ、民主主義のなんたるかを全く理解していない戦国の民に、選挙権を与えるというようなものです。地球上には、発展段階が異なり、その文化や歴史、宗教という民度の異なる地域があって、アメリカの自由主義・民主主義がどんなに素晴らしいといっても、それを受け入れる準備が整っていないところもある、という明白な事実をどうして彼は受け入れることができないのでしょうか。イラクという国が混乱に陥るのは当然の事でしょう。ブッシュさんのような人がアメリカという超大国の大統領になっているのは、世界中の人々にとっての不幸だ。ばかばかしくて、話にもなりゃせんよ、と怒りがこみ上げてきます。それにしても、どうしてわが国の総理大臣はそんなブッシュさんにお追従ばかりしているんだろう。日本の「国家の品格」を再建するためには、一体どうすりゃいいのかなあ。
金曜日, 3月 10, 2006, 05:13 PM - 2006年03月
お取引先との技術会議のあと開かれた懇親会で、隣の席になったＳ課長が、面白い話をきかせてくれました。彼の家は、岐阜県海津市で、木曽川と長良川に囲まれた輪中の中にあるのですが、家は、４ｍほどの盛り土の上に立っているそうです。昔から、洪水がしょっちゅうあるので、多少の水には耐えられるようになっているわけです。もっと感心したのは、１階の仏壇の真上の２階が床の間になっているのですが、「いざ大水」というときには、滑車つきのロープでその仏壇を２階の床の間に引き上げて固定することが出来るようになっている、ということです。周りの旧家はみなそういう造りになっているそうです。洪水がきても、ご先祖様だけは２階に上げて守ることができるなんて、素晴らしい生活の知恵だと思いました。自然にさからって、高いお金を払ってコンクリートを廻らすより、自然を受け入れて共生を図るという昔の人の考えには、今の為政者の自己中心主義は遠く及ばないと思いました。月曜日, 3月 6, 2006, 05:12 PM - 2006年03月
３月１日から５日まで、インドの首都デリーで開かれたインド最大の繊維製品展示会「テキスタイル・インディア」を見学に行ってきました。インドは人口１１億人、中国に次ぐ人口の多さを誇る大国ですが、外国資本を入れないこれまでの閉鎖的な経済政策のために。経済の発展については中国よりもだいぶん後れを取ってきました。そのインドも、貿易の自由化を契機として、まだまだレベルは低いものの、ここ数年の間に着実な発展を遂げつつあります。ちょうど私が着いたとき、アメリカのブッシュ大統領がインドを公式訪問中で、インドがアメリカの重要なパートナーとして、軍事面、経済面の協力強化を盛んに宣伝しているのが、話題になっていました。もっとも、厳重な警備のために、市内の交通が大渋滞となり、それに巻き込まれてしまったのには閉口しましたけれど。
インドの繊維製品についていうと、綿・麻・ウールなどの衣料用の生地、寝装品、インテリア用品、小物などが、現に日本にも輸入され、その動きはどんどんと広がりつつあります。一方、私たちの扱っているカーペットについて言うと、ナイロンやＰＰなどの長繊維を使ったタフテッド・カーペットは、まだほとんど生産されていません。ただ、キッチンやバス・トイレに使うマット類については、相当質のよいものが、１セット２００−３００円程度の工場出荷価格で、アメリカ・ヨーロッパを中心に輸出されています。これでは、日本でこういったマットのたぐいを作っても、到底太刀打ちできないなと思いました。サンプルでもらってきた、綿の足拭きマットは、１枚１３０円という安さです。
フローリング・フロアなどにアクセントとしても使う３−４�屬離圈璽絞�については、ウールで手作りのかなりの上物が１万５千円―４万円ということで、この辺りはそう安くはないようで、日本からは百貨店などが買い付けに来ているようです。
私たちの扱っているタフテッドの分野で競争するようになるには、まだまだ１５年から２０年はかかる、という印象ですが、もし、最終製品を販売するという方向に進むのであれば、提携先として信頼できそうなインドの地場企業は何社もあると思いました。
それにしても、会場への行き帰りに通ったオールド・デリーのにぎやかさと混乱振りは、２０年以上前に行ったことのあるエジプトのバザーの中のようで、未開の新大陸のようでもあり、広々としたニューデリーの官庁街と好対照をなしていました。
水曜日, 3月 1, 2006, 05:08 PM - 2006年03月
３月は、例年通り各部門ともに忙しいという状態になりそうですが、こういう時こそ基本に戻って、「玉上げ第一主義」を徹底してほしいものだと思います。加工屋は機械を遊ばせてはあとで取り返しがつきません。機械の止まっている時間をいかに少なくするか、そのための準備、糸つけ、糸つなぎ、整理、整頓、梱包、保全などをいかに要領よくやっておくか、ということをめいめいがよく考えて行動するのが、藤井撚糸のよき伝統です。こういう「企業カルチャー」というのが、他とは違う「飯のたね」ですから、とても大事にしてゆきたいと思っています。基本といえば、もうひとつ。看板にかかげてある、「ＡＡＡ ｂｙ ＨＨＨ」を忘れてはいけません。社内が あかるく 、活気があって、 あじなことをやる 、つまり、ちょっと技術の進んだことをやってくれる、そして、 あんしん して任してもらえる、頼りがいのある会社を目指しています。そしてこれを、自分たちの Ｈｅａｄ （頭）と Ｈａｎｄ （手・足）を使って、そして Ｈｅａｒｔ （心）をこめて、お客さんに奉仕をするということによって達成しようとしています。この精神を一人一人が意識して仕事に取り組めば、きっと、もっともっとお客様の信頼を得られるようになるに違いありません。
工場内に、みんなの意識改革と話題提供をかねて、色々な標語を掲示しようかと思っています。ちなみに私の作った標語を聞いてみてください。
1. おはよう と、声をかければ元気湧く
2. ありがとう 、にっこり笑顔 前を見て
3.今日もまた、 しつれいします と締めくくり
4. すみません 、言えば気持ちが楽になる
（オアシス）で作ってみました。
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