火曜日, 1月 24, 2006, 04:59 PM - 2006年01月
ホリエモンの逮捕ということで大騒ぎになっているけど、これは「想定内」のことだから、ちっとも驚かない。だけど、飲酒運転で高校生１８人を死傷させたドライバーが、昨日、懲役２０年の実刑判決を受けたことには正直驚いた。殺人犯より刑が重いよ、これは。実はまったく悪意のない人であっても、ちょっとした油断の飲酒運転などで人を引いてしまったりすると、２０年もの間刑務所暮らしをするはめになる、ということだ。あなたにも、私にも、いつでも起こりうることだから、決して油断しないようにしようじゃありませんか。事故で傷つく人も、事故を起こして処罰される人も、両方の家族も、幸せになる人はだれもいないんだから。 
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月曜日, 1月 23, 2006, 04:58 PM - 2006年01月
きのうは、大相撲の千秋楽、結びの一番に大関栃東が横綱朝青龍を豪快に上手投げで投げ飛ばして優勝を決めました。角番だった栃東が奮起一転、優勝まで上り詰めたことには、本当に涙の出るほど頭の下がる思いがしました。ところで、土曜日の夜にＮＨＫの討論番組「日本の、これから」を見ていました。スタジオに参加していた、谷垣財務大臣はじめパネリストと１００人ほどの一般視聴者代表との活発な討論が展開されていました。とくに、一般視聴者の方々は、それぞれにどうしてもこれを云いたいという思いをもって参加されたのだな、というのがよくわかる、気持ちのこもったお話をされていて、感動しました。
それぞれに、国や地方自治体が果たすべき役割を鋭く論じていましたが、特に政治家や行政（つまりお役人）のこれまでのやりかたに対する厳しい意見が多かったように思います。「増税の前に、もっとやるべきことがたくさんある」という意見です。同時に行われた電話による世論調査では、税金の使われ方に無駄がある、と答えた人が全体の９８％にも達したのには驚きました。いかに政治家や役所が信頼されていないか、ということの裏返しでしょう。
ところで、パネリストの一人として参加していた関西大学教授のＭ氏は、先の三重県知事選挙で今の野呂知事に敗れた人ですが、自分の出身である財務省の言い分を一生懸命に弁護するような姿勢がミエミエで、ちょっとがっかりしました。若手の改革派の一人だったはずなのになあ・・・。
今日もまた、雪。風邪を引かないように、がんばろう。
金曜日, 1月 20, 2006, 04:58 PM - 2006年01月
ライブドアに検察の捜査が入ったことをきっかけにして、東京証券取引所に上場されている株式の値段（日経平均）が乱高下していることが、連日報道されています。これについて、東証の社長は「ライブドアの不正経理によってもたらされた」と言っていますが、私はとんでもない責任逃れの口上だと思います。市場を管理する責任者が、ライブドアのような、いわば市場のチンピラにかき回されて泣き言を言っているようでは、「クレームに対する責任ある対応」ということには全くならないでしょう。むしろ、東証の実務能力に対する疑問を増幅するだけです。実際、海外のメディアは、ライブドアのような新興企業の多少荒っぽいやり方についてはほとんど批判することはなく、東証の経営陣の責任を鋭く追及しています。当然だと思います。これも、クレームへの対応、危機管理の悪い見本、「他山の石」としてしっかり見届けねばなりません。火曜日, 1月 17, 2006, 04:56 PM - 2006年01月
今日の夜、ライオンズクラブで「経営者のための経済学入門」という演題で講演をすることになっています。「合成の誤謬（ごびゅう）」といって、個々人の最適行動が、必ずしも社会全体にとっては最善とならないケースがある、という経済学上の真理を、例を挙げて噛み砕いて解説しようという試みです。 そこで昨晩、帰省・自宅療養している息子にこの講演のハーサルを聞いてもらいました。すると、�〇�間を節約するのなら前段の部分を少し飛ばした方がいい。�∋�例のそれぞれについては、政府の役割をもう少し突っ込んで解説したほうがいい。��最後の結論の部分では、講演を聞いているクラブメンバーの人にとってどういう関わりがあるのかを説明したらいい。などという反応が返ってきました。ついでに、パワーポイントというソフトを使った資料の作り方、操作の仕方まで教えてもらいました。「我が子に教えられるとはこのことか」と感激した次第です。過労で倒れてしまうなど、自己管理能力を問われる面がある一方で、会社を興して七人の部下を率いているという経験の蓄積はただごとではないのだ、ということを感じさせます。親ばかかな・・・。でも、みなさんにとってもいずれは息子や娘に「教えられる」というときが来るのではないでしょうか。・・・この講演録は、「社長の一言」のページ 「経営者のための経済学入門」 にあります。
火曜日, 1月 10, 2006, 04:55 PM - 2006年01月
今日は、借金について一言。テレビを見ていると、サラ金の宣伝がやたら多くなったなあと思うし、中には、Ｍ銀行だとか、Ｓ銀行だとか、立派そうな名前の銀行も、サラ金みたいなことをやっている。ちっとくらい借りたってええんやないか、と思ってもみたくなるでしょう。
こわいのは、借金というのは一度借りてしまうと、どんどんと膨れ上がることはあっても、なかなか減ることはない、ということです。これは人間の悲しいさがで、易きに流れるという性質から、一度使い癖がついてしまうと、その生活のレベルを下げることができないからです。
住宅ローンや自動車ローンのように、大きな買い物をしても毎月計画的に収入の範囲内で返済が予定できるのであればまだいいのですが、クレジットというのは、一回ずつの金額はそう大きくなくても返済の計画があいまいで、自分もあまり借金をしているという意識が薄いのが危険です。なんといっても、収支つじつまが合うように、つつましい生活を心がけるのが一番です。
周りの人が生活がすこし派手になって、サラ金などに手を伸ばしそうになったら、諫めてやるのが本当の友達の親切というものでしょう。ましてや、友達がお金を借りに来ても、親切のつもりで貸したりしてはいけません。「お金を貸すのは友達をなくす近道」と思ってください。あとで必ずトラブルのもとになりますし、決して本人のためにもなりません。あげるつもりで電車賃を出してあげるくらいなら、いいんですけど。みなさん、どう思いますか。
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