劣後ローン 
金曜日, 11月 19, 2010, 07:51 AM
 きのうの朝、かねてより申し込みをしていた日本政策金融公庫から、「X千万円の劣後(れつご)ローンが本部から認可され、実行できることになった」という連絡が入りました。

 X千万円と云うのは大した金額ではないかもしれませんが、実は、「劣後ローン」という名の長期借り入れは金融の世界では非常に特殊で、15年間の固定で途中返済もなく、出資に近い性格を持っています。金融庁のガイドラインでは、民間金融機関にとっては資本金と同等に看做せる性格を持っているということです。それだけに、審査は厳しく、その過程で、工場視察をしたり、、社長の経営方針について細かく確認をしたり、帳簿をチェックしたり、お客様のところに直接出向いてわが社の評判を聞いたり、というふうに、通常の融資では考えられないような審査をしていました。

 こうした厳しい審査に合格したということは、わが社の将来性について、公庫が一定以上の評価を下してくれたものと考えてよいので、そのことが、会社にとっての大きな信用力になります。これから、民間の取引銀行であるK庫やM行にも協力を求め、経営の基盤を強くして、その間に、しっかりとした営業力をつけていかねばなりません。社員みんなで協力をして、「確かなものづくり」に励み、一歩一歩前進してゆこう、ということを再確認したところです。

藤井 由幸


GNP 
月曜日, 11月 15, 2010, 04:47 PM
 先週金曜日のK信用金庫の理事長との懇談会のなかで、S理事長が、名古屋で開かれた、元経済産業省事務次官という人の講演会の話を披露してくれた。

 ポイントは、「人口増加がその国の経済成長をバックアップする」ということで、日本は、1950年から1990年のバブル崩壊のあたりまでがその期間に当たるという。その後の20年間は人口増加がなく、経済成長をバックアップする力になり得なかったということだ。

 う〜ん、確かにそうかもしれない?!経済発展のめざましい中国は2015年まで、ベトナム・インド・インドネシアなどは、2030年くらいまで7〜10%の高度成長が続くということになるらしい。だけど、本当に人口増加だけが成長の大きな要因になるのだろうか。それぞれの国の文化や知識レベル、教育レベルは関係しないのだろうか。それに、そもそも経済成長だけが、人間の心の豊かさをもたらすことになるのだろうかと、ふと疑問に感じる。人間の生きる喜び、幸せを測るにはGNPといった経済指標とはちがう尺度が必要なのではないか、とこれまで学んできた経済学とは矛盾するようなことを感じてしまう。そんな風に考えるのも、秋の深まるせいかなあ。

 ちなみに、ある人に言わせると、GNPというのは、元気に、長生き、ポックリ、という意味なのだそうだ。なんとも素晴らしい人生観ではないか!

藤井 由幸

確認ヨシッ!その2 
火曜日, 11月 9, 2010, 05:50 AM
 毎月1回行っているきのうの全体朝礼のなかで、クレームを出さない心がけと云うことで以下のような話をしました。毎朝の職場単位のミーティングなどでも繰り返し言っていることなので、社員にとっては「耳にタコ」の話でもありますが、何か事あるごとにこの話を持ち出して、これでもか、とたたみかけるのが私のやり方です。

  『ある商品で3本の内の1本が抜けている糸がお客さんのところで発見されました。幸い、大きなクレームにはなっていませんが、注意が必要です。一つひとつの仕事を確実に行う、確認しながら進める、ということを徹底してほしいものです。他の人がどうであっても、自分だけは絶対に間違いがないと自信をもって言い切れるような仕事の進め方をすることをしつこいようですがお願いします。

・・・たとえば、車の運転についてみても、踏み切りや「止まれ」のサインのある交差点などの停止線では、「ズルズルと徐行しながら確認して進む」のではなく、確実に停止して、「右ヨシ!左ヨシ!」と指差し確認をしてから渡るようにしたいものです。私自身も、昔は正直に言ってそうではなかったけれども、今では確実に指さし確認を実行しています。駅のホームなどで、駅員さんや車掌さんが「ドアー、ヨシッ!」などと指さし確認をしている姿は誠に気持ち良く安心感を与えてくれます。私たちの仕事の中の節目節目で「確認ヨシッ!」と指さし確認をするのも一つの方法だなと感じています。』


尖閣ビデオ 
金曜日, 11月 5, 2010, 06:54 AM
一部の議員たちだけが国会で見たという「尖閣ビデオ」が動画サイトのYouTubeに投稿されたらしい。投稿したのが海上保安庁の関係者だとしたら、どんな思いだったろうか。重い処分にならないようにしてほしいものだ。いずれ世間の知るところになるだろうとは思っていたが、中国がどんなに騒ぎ出すことになっても、事実は事実として、曲げられないことだから、やはり公開して世界中にありのままの姿を見せて、日本がいかに中国の横暴に「柳腰」でもって耐えたかを示した方がいいのではないかと思う。そもそも、中国に気兼ねしてなのか、それともうまく丸めこまれたのか、ビデオを公開しないという政治決定をしたことが、このような不幸な結末を招いたのだ。


結果責任 
木曜日, 11月 4, 2010, 08:43 AM
 アメリカでは中間選挙が実施され、オバマ大統領率いる民主党は、失業率の増加に歯止めがかからないなど経済政策の失敗がたたって大敗。「未来を託せぬ政治への怒り」がその原動力となった、と今朝の新聞は伝えています。日本でも、民主党の菅政権に対する同じような批判が高まっています。中国やロシアとの外交問題を抱え、また、「小沢問題」にも揺さぶられながら、「未来を託する」ことができるような政策を菅政権が打ち出すことが出来るのか、これからの動きが気になるところです。

それにつけても、昨日の日本シリーズの中日の勝利は見事だったと思います。落合監督の采配には色々と文句のつけたいところが多いけれど、結果よければすべてよし。やはり、洋の東西を問わず、上に立つものにとっては、結果責任が厳しく問われるということか。嗚呼、常にわが身振り向く秋の空。



Back Next