月曜日, 11月 15, 2010, 04:47 PM
先週金曜日のK信用金庫の理事長との懇談会のなかで、S理事長が、名古屋で開かれた、元経済産業省事務次官という人の講演会の話を披露してくれた。ポイントは、「人口増加がその国の経済成長をバックアップする」ということで、日本は、1950年から1990年のバブル崩壊のあたりまでがその期間に当たるという。その後の20年間は人口増加がなく、経済成長をバックアップする力になり得なかったということだ。
う〜ん、確かにそうかもしれない?!経済発展のめざましい中国は2015年まで、ベトナム・インド・インドネシアなどは、2030年くらいまで7〜10%の高度成長が続くということになるらしい。だけど、本当に人口増加だけが成長の大きな要因になるのだろうか。それぞれの国の文化や知識レベル、教育レベルは関係しないのだろうか。それに、そもそも経済成長だけが、人間の心の豊かさをもたらすことになるのだろうかと、ふと疑問に感じる。人間の生きる喜び、幸せを測るにはGNPといった経済指標とはちがう尺度が必要なのではないか、とこれまで学んできた経済学とは矛盾するようなことを感じてしまう。そんな風に考えるのも、秋の深まるせいかなあ。
ちなみに、ある人に言わせると、GNPというのは、元気に、長生き、ポックリ、という意味なのだそうだ。なんとも素晴らしい人生観ではないか!
藤井 由幸
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火曜日, 11月 9, 2010, 05:50 AM
毎月1回行っているきのうの全体朝礼のなかで、クレームを出さない心がけと云うことで以下のような話をしました。毎朝の職場単位のミーティングなどでも繰り返し言っていることなので、社員にとっては「耳にタコ」の話でもありますが、何か事あるごとにこの話を持ち出して、これでもか、とたたみかけるのが私のやり方です。『ある商品で3本の内の1本が抜けている糸がお客さんのところで発見されました。幸い、大きなクレームにはなっていませんが、注意が必要です。一つひとつの仕事を確実に行う、確認しながら進める、ということを徹底してほしいものです。他の人がどうであっても、自分だけは絶対に間違いがないと自信をもって言い切れるような仕事の進め方をすることをしつこいようですがお願いします。
・・・たとえば、車の運転についてみても、踏み切りや「止まれ」のサインのある交差点などの停止線では、「ズルズルと徐行しながら確認して進む」のではなく、確実に停止して、「右ヨシ!左ヨシ!」と指差し確認をしてから渡るようにしたいものです。私自身も、昔は正直に言ってそうではなかったけれども、今では確実に指さし確認を実行しています。駅のホームなどで、駅員さんや車掌さんが「ドアー、ヨシッ!」などと指さし確認をしている姿は誠に気持ち良く安心感を与えてくれます。私たちの仕事の中の節目節目で「確認ヨシッ!」と指さし確認をするのも一つの方法だなと感じています。』
金曜日, 11月 5, 2010, 06:54 AM
一部の議員たちだけが国会で見たという「尖閣ビデオ」が動画サイトのYouTubeに投稿されたらしい。投稿したのが海上保安庁の関係者だとしたら、どんな思いだったろうか。重い処分にならないようにしてほしいものだ。いずれ世間の知るところになるだろうとは思っていたが、中国がどんなに騒ぎ出すことになっても、事実は事実として、曲げられないことだから、やはり公開して世界中にありのままの姿を見せて、日本がいかに中国の横暴に「柳腰」でもって耐えたかを示した方がいいのではないかと思う。そもそも、中国に気兼ねしてなのか、それともうまく丸めこまれたのか、ビデオを公開しないという政治決定をしたことが、このような不幸な結末を招いたのだ。木曜日, 11月 4, 2010, 08:43 AM
アメリカでは中間選挙が実施され、オバマ大統領率いる民主党は、失業率の増加に歯止めがかからないなど経済政策の失敗がたたって大敗。「未来を託せぬ政治への怒り」がその原動力となった、と今朝の新聞は伝えています。日本でも、民主党の菅政権に対する同じような批判が高まっています。中国やロシアとの外交問題を抱え、また、「小沢問題」にも揺さぶられながら、「未来を託する」ことができるような政策を菅政権が打ち出すことが出来るのか、これからの動きが気になるところです。それにつけても、昨日の日本シリーズの中日の勝利は見事だったと思います。落合監督の采配には色々と文句のつけたいところが多いけれど、結果よければすべてよし。やはり、洋の東西を問わず、上に立つものにとっては、結果責任が厳しく問われるということか。嗚呼、常にわが身振り向く秋の空。
水曜日, 11月 3, 2010, 06:31 AM
今日は、文化の日。晴れの日になる確率が異常に高い「特異日」であり、次男の誕生日でもあるこの日を迎えると、日本というのは、自然が豊かで美しく、この国に生まれて本当に良かったなあといつもしみじみと思います。それにつけても、「ソ連は絶対に信用したらアカン」というのは、私が子どものころから、亡父が口癖のように言い続けていた言葉だ。1945年8月の終戦間際に日本がアメリカとの仲裁を頼んでいたソ連は、逆に日本の敗戦を予知して、中立条約を一方的に破棄して、樺太を奪還するばかりか、日本の固有の領土であった北方四島を8月15日のポツダム宣言受諾以降になって侵略し、掠め取ってしまった。そればかりではなく、旧満州にいた多くの日本人兵士や一部の民間人をジュネーブ協定に違反して不法にシベリアに抑留し、その多くが重労働や劣悪な環境のために現地で死亡するという極めて残忍・非人道的なことを自国の都合によってやってのけた。
そんな流れを汲むロシアのメドヴェージェフ大統領が、今月になって国後島に入り、ロシアの領有権を誇示し、占領の既成事実化を進めるなどというのは、到底容認できることではない。来週横浜で開かれるAPECには来て欲しくない、顔も見たくない、というのホンネのところだ。
しかし、そういう個人的な義憤のような感情を抑えてでも、日本はロシアという大国と対等に付き合っていかねばならない、というのもまた「不都合な真実」であると思う。菅総理には、メドヴェージェフ大統領と右手で握手する時に、左手でほほをつねって、
「ひとつきに二度も、日本へようこそ!」
と言ってもらいたい。
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