月曜日, 2月 27, 2006, 05:07 PM - 2006年02月
言葉の遊び、というのにも色々あって、ちょっとシャレのきいたやつが楽しいですね。子供のころから、だじゃれ(今では「親父ギャグ」というんだそうですけど)の得意なやつがいて、そいつが何か言うと、みんなで「ああ、またつまらんシャレを飛ばしとる」とこばかにしながらも、オレにはなかなかできない、などと変に感心したりなんぞしたものです。たとえば、「うちの会社で輝いてるのはだれー?」「シャイン」てな具合。きのうラジオを聴いていたら、「掛け言葉」の作品をいくつか披露していて、その中にこんなのがありました。
「パスポートとかけて何と解く?」
1. 夫のこたえ・・・妻への愛情と解く、その心は、なくすと家に帰れません。
2. 妻のこたえ・・・妻の愛情と解く、その心は、うっかりすると切れてます。
夫婦ペアの答え、というのがお互いにペーソスが効いていて、面白いとおもいました。
テレビで、「たけしのTVタックル」という番組を見ていたら、民主党の「ガセネタ」メール問題を長々と取り上げ、永田寿康衆議院議員のことをこきおろしていましたが、その最後にとっておきの川柳が出てきました。
「偽メール、永田が散った、永田町」
17文字の中に、思いっきりの皮肉と、時代の一こまが描かれていて、民主党には悪いけど本当に面白い。読むのも面白いけど、自分でも作ってみたくなりました。みなさんもどうですか。
6 comments
( 43 views )
| related link
日曜日, 2月 19, 2006, 05:06 PM - 2006年02月
先週木曜日に開催された「モラロジー」の講義記録から、いくつかご紹介しましょう。なお、講義を担当されたのは、桑名のDという会社の会長さんで、モラロジー研究所の教育講師でもあるということです。また、講義は「三方善の経営」という本を解説するというかたちですすめられました。モラロジーの考え方の基本は、「社会のために奉仕する」ということのようです。企業の社会的責任ということに重きを置いた経営ということで、先ごろ亡くなったアメリカの経営学者のピーター・ドラッカーの考え方にも通じるものだ、と感心しています。その「社会」というのは具体的に何を指すのか、どういうふうに「奉仕」するのか、また、なぜそうすることが正しい経営につながるのか、ということを解きほぐしてくれます。「モラロジー道徳科学」の創始者である広池千九郎氏は次のように言っています。「大勢」すなわち刻々変化してゆく流行には、善いものと悪いものがある。その変化についていけないものも、変化に悪乗りするものも、共に滅んでしまう。変化に順応しながらも、「真理」つまり変わってはいけないことをしっかり守るものだけが生き延びることが出来る、と。
「大勢(変化すること)」の例として講師が挙げたのは、カメラです。2000年から2005年までのわずか5年間に、フィルムカメラは5千万台から5百万台へと激減し、一方でデジタルカメラは2千万台から7千万台へと3.5倍増になりました。こうした変化についていけなければ、企業は当然つぶれてしまいます。最近、コニカミノルタが通常カメラの事業から撤退することが発表され、富士写真フィルムという優良企業が5000人の首切りをするということが話題になっています。一方で、経営における「不変の真理」というのは、慈悲と報恩と互恵の精神から出発して、お客様により良い製品やサービスを提供しようとまい進することだと説きます。この「真理」を守っていれば、コニカミノルタも富士写真フィルムも、別の事業分野を開拓することによって、企業として生き延びていけるというわけです。確かにそういうふうになっています。
近江商人は昔から、売り手良し、買い手良し、世間良し、という「三方良しの商売」を目指していたといわれますが、これも、「善」の経営に通じる考え方だといわれます。自分だけがいいという商売は長続きしない、相手も、そしてお互いを生かしてくれている世間様にも感謝しなきゃいかん、ということは、私自身も何年も前から言ってきたことなので、昔からそういう考え方があったのだ、と聞いて非常に親近感を覚えました。
「企業は、明確な理念・目的・志を持たねばならない、それは積善の経営、三方善の経営であり、道徳的な経営である」と説きます。具体的な経営理念の柱は三つあって、ひとつは適正な利益を生み出していくこと(経済性の柱)、二つには、「人づくりの道場」という厳しい中にも暖かい仕事のコミュニティを提供すること(人間性の柱)、そして三つには、会社のステークホールダー、つまり、経営者・社員・取引先のほかに、地域社会や国家に対して透明性と説明責任(アカウンタビリティ)を果たし貢献・報恩すること(社会性の柱)ということです。
松下電器の創始者、松下幸之助さんは90歳を越えて亡くなる直前に、幹部社員の一人にこう尋ねたそうです。「社員は幸せに働いているのか?」いまわの際にあってもこういう精神を持ち続けられていたからこそ、世界に冠たる企業を作り上げることができたのではないか、と改めて松下翁の偉大さをしみじみと感じ、少しでも近づくことが出来るようにしたいと努力する決意を新たにしました。
木曜日, 2月 16, 2006, 05:05 PM - 2006年02月
昨日のお昼前に、北伊勢上野信用金庫の柴田理事長を囲む懇親会が、20名ほどの総代が出席して北信本店の会議室で開かれました。懇親会というよりは、理事長を講師とする勉強会のようなもので、理事長からは最近の景気動向などのついて丁寧な説明がありました。世の中の景気は非常によくなりそうだ、という元気のいいお話を訊く事ができました。その中で三重県というのは、何でも全国の1%くらいだと思っていたら、人口は1.5%、生産額は2.5%もあるのだそうですが、その三重県は全国の中で愛知県と並んで、飛びぬけて元気がいいという威勢のいい話です。シャープ・東芝・富士通などのIT関連メーカー、ホンダ・電装などの自動車関連、それにコンビナートも大きな設備投資をするなど活況です。そのせいか、北信の業績も非常に好調だということです。我々の繊維の世界にはなかなか光が見えてきませんが、なにしろ「不況は一番先にやってくる、好景気は一番あとにやってくる」と言われる業界ですからもう少しの辛抱、と期待しましょう。午後からは名古屋で中小企業基盤整備機構が主催する「中小繊維製造事業者自立事業」の公募説明会がありました。漢字がならんでずいぶんと難しそうですが、平たく言うと、我々が下請けの仕事から一歩進んだ新しい事業に踏み出そうとするなら、助成金(=事業経費の2/3の補助金)を入れてその事業を支援してあげる、というありがたい話です。まだ私に具体的な事業プランがあるわけではないのですが、たとえば「インターネットを使ったカーペットの販売」というような事業であれば補助の対象になるということです。補助金に頼って事業を進めるというのは決して健全なやり方とはいえないと思っていますが、立ち上がりのときの資金援助は、失敗のリスクを抑えることができるので有効です。この際、いろいろな事業展開の可能性をもっと研究してみる必要がある、と意識するいい機会になりました。なんでも、人の話はよくきいて、勉強してみるもんだなあ!
火曜日, 2月 14, 2006, 05:04 PM - 2006年02月
昨日の夜は、大学の陸上部のときの仲間三人と、名古屋で軽く飲みました。警察官僚、大学教授、元大企業役員、それに私、と進む道は違いましたが、久しぶりに会ってもすぐに打ち解けて話がはずむのは、若いときにいっしょに汗を流した仲間ならではでしょう。ほぼ同じ年の4人の中では、私が一番若く見える、というと、「そんなことはねえだろう」という声がすぐ返ってきます。元スポーツ選手だけに、ボートやマラソンなどそれぞれにスポーツを続けているようでした。ビール1本で2時間言いたいことを言い合って、さっと引き上げてきました。近々の再会を約して。 日曜日, 2月 12, 2006, 05:04 PM - 2006年02月
大前研一の「ロウアーミドルの衝撃」という本を読んでいます。90%の人が「中流」だと感じる社会から、小泉改革のせいかどうかは分からないけれども、二極分解して、金持ちと貧乏人に分かれていく社会が始まる。さあ、どうしたらいいのか、というのがこの本のテーマです。「ロウアーミドル」というのは、「中の下」という意味で、もちろん二極分解したうちの、下の階層のことをいいます。大前さんは、企業にとっては「なんちゃって自由が丘」がヒット商品の条件だといいます。「なんちゃって自由が丘」というのは、自由が丘のまがいもの、つまり、東京の高級住宅地の自由が丘ではやっているような商品を、品質はそこそこに格安で提供できれば、「ロウアーミドル」にアピールするヒット商品になるということのようです。
高級品を高値で売るのは当たり前だけれど、高級品の香りのするものやサービスを手の届く値段で提供することを考えるのが、これからの経営課題かなという気がします。その一つの例として、大前さんが、あの「東横イン」をあげていたのには笑ってしまいましたが、実際のところ、あの不正改造の問題さえなければ、東横インは主婦感覚でサービスもよく、しかも駅から近いのに宿泊費が安く朝食も食べ放題、とサラリーマンの出張族には結構人気だったようです。「内観」でもう少し人間を磨いておけば良かったのに、残念。私も独りよがりでああならないように、気をつけなくちゃ。
Next